<   2018年 07月 ( 4 )   > この月の画像一覧

e0367279_19450797.jpg

鷹でしょうか、大空高く舞っています。



今日は、不安障害(不安症・不安神経症)について。

不安症状が軽快された人に、どうやって良くなったのかを聞いたところ、最も多かった回答が「 忙しくなったから 」でありました。
その中には、もちろんお薬を飲んで、生活の質が改善されたことも含まれていると考えられます。

この「 忙しくなったから 」を具体的に考えると、忙しくなってくれば、今度は仕事も心配になってきます。もちろん身体は重いまま、つらいなと感じながらです。

しかし、思っていたほど辛くなかった、というところに心が抜けて、これが勝ち癖になっていく。

やがて、「 不安症状 」と「 仕事の心配 」に調和が生まれ、この調和がシーソーのように仕事へ多く傾けば、「 病気をしている暇がない 」と前進していく。

この頃には、不安症状を忘れる時間も増えてきて、不安との間に一定の距離感がでてきます。ここで述べる距離感とは、不安が離れていく、無くなっていく事ではありません。一定の距離感はあるものの、共存しているという意味であります。

そして、軽快に進んでいく道中で、「 不安症状を放置してもよい 」といった状態も期待できるようになる。
実際、小生もこの声を多く聞いてまいりました。

よく我々が使う言葉で、「 不安は欠点ではなく、長所である 」があります。これは、不安があるから、その状態に備えることが可能となる所以です。
ずぼらになれば、神経質の武器である、細かな心配り、空気を読む、などの鋭さはなくなってしまう。

不安症状を今も抱える人達の多くは、人から評価されたい、認められたい気持ちが極めて強い。だからこそ、不安症状も強くなる。

決して、もう死にたいとか、どうでもいいとか、私なんか、、ではない。その真逆である。
雲ひとつない青空の如く、生きたいのである。

そんな時、どうでもよくない自分にとって、突然心理的に違和感を覚え、それを排除しようと心を操作した結果、不安症状が発現した。誰もが、それは簡単に操作できると思ったけれども、不安は想像以上に手ごわく、相手にすればするほど、不安はますます大きく複雑になっていくことに気付く。

不安症状をかかえる人は、人に負けたくない、仕事を成功させる、守るべきものは守る、など強い願望に満ちた本心が必ずあります。これらを見失うことなく、今この一瞬一瞬を丁寧に生きていくほかない。

ここでよく求める心に、「不動心」があります。
不安症において、何にも動じない心、これが平常心ではありません。
屈強な精神を体得云々ではなく、心に起こってくる雑念、不安や恐怖。これそのものが「 かけがえのない自分 」であり、何ら反発の無いそのままの心を平常心と考えます。

安心を求めても得られないから、仕方がないから不安心のまま、不快不満のまま「困ったな...」と必要ごとに手を出していく。
これを何度も体験し、ご自分の経験則を積み上げていく。ここから不安心、不快不満は後回しになり、徐々に心が流れ出す。


今は、不安症状からの、とらわれの身。
欠点と思っていた自分の神経質(強い完全欲、意識性や小心など)は、強い生存欲の反映であった。今後はこれらを長所として、武器として生かしていくことです。

苦しいときは苦しいまま、楽しいときは楽しいままに。そして、不安とともに前進していく。問題としないところに、とらわれは存在しないですから。



不安障害(不安神経症), パニック障害・各種神経症の症状と心構え, メンタルヘルスONLINE
http://www.mental-online.co.jp/care.html


◆以下URLにて、皆さまのご感想・ご意見・ご要望などをお待ちしております。
https://ws.formzu.net/fgen/S89614443/

by mental-online99 | 2018-07-29 20:05 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)
e0367279_21503520.jpg
凛として咲く、蓮の花。花言葉は、清らかな心。



さて、今日は平安時代末期、源平屋島合戦の話を少々。
有名な話なので、ご存知の方も多いと思います。


時は、1185年、都を追われた平家は、讃岐の国、屋島(現在の香川県高松市)に本拠を置きました。
一方、源義経は平家追討のため屋島を目指す。
やがて激しい合戦が始まる。

義経はこの合戦の最中に、手にしていた弓を海に流されてしまった。
手を伸ばしても届かず、義経は必死に弓を追いかけていく。

義経の様子を見た平家側も、容赦なく攻撃してくる。
敵の攻撃を刀をもって応戦しながら、やっと弓を拾い上げた義経。

その様子を見ていた義経の家臣が、

   「源氏の大将ともあろうお方が、弓ごときに大事な命を粗末になさいますな!」
と諫める。


義経は、
   「弓が惜しかったわけではない。名が惜しかったのだ。敵兵より弱いこの弓を平家に拾われ、これが義経の弓だと後世まで笑われるのが悔しかったのだ。だから命にかえてでも弓を拾いに海へ入って行ったのだ。」

小生はこの場面を、義経自身の名を惜しむだけではなく、
家臣やその家族をも守ろうとした高尚な心に胸を打たれるのであります。


さて、命にかえて、名を惜しむ。


今の時代で申せば、名を惜しむどころか、痛ましいニュースであふれています。
世間では、自分を貫き通そうと、前進しようとすればするほど困難が生じる。

誤解を恐れず申せば、
人と長く接して入れば、誤解が生じる、妬みもある、既得権からの圧力がかかることもあります。

正しい事、正義を貫こうとするのだから、
人々(世間)から自分は称賛されなければおかしい、と思っていると大きな誤算となります。
これは身をもって小生も経験しています。


今回の源平合戦、弓流しの話。
自らの命よりも、源氏の名を守った義経に感銘を受けた家臣たち。

家臣、末端の足軽に至るまで忠義心をいっそう堅固にした瞬間だったと考えます。
義経はこの合戦を経て、最後は山口県の壇ノ浦で平氏を滅ぼします。


凡人の小生には難しい事ですが、言葉では表せない義経の心意気。
心にしっかり留めて置きたいエピソードです。




 
不安障害(不安神経症), パニック障害・各種神経症の症状と心構え, メンタルヘルスONLINE
http://www.mental-online.co.jp/care.html


◆以下URLにて、皆さまのご感想・ご意見・ご要望などをお待ちしております。
https://ws.formzu.net/fgen/S89614443/

by mental-online99 | 2018-07-27 22:00 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)
2015年当時、弊社Webサイトにて「神経症アンケート」を行ないました。
当時のアンケート結果を掲載しておきます。
(アンケート期間:2015.9月~約1ヶ月)


--------------------------------------------------------------------


Q1、不安障害(神経症)、パニック障害を発症されてどれくらいになりますか?


・半年未満
・半年~1年未満
・1年以上2年未満
・2年以上3年未満
・3年以上5年未満
・5年以上10年未満
・10年以上

結果、下記のグラフとなりました。


e0367279_10573410.gif

半年未満:292票      17.1%
半年以上1年未満:165票   9.6%   
1年以上2年未満:168票   9.8%
2年以上3年未満:157票   9.2%
3年以上5年未満:181票  10.6%
5年以上10年未満:279票   16%
10年以上:462票       27%


---------------------------------------------------------------------


Q.2 不安障害(神経症)・パニック障害において、治療開始後 1年以上の皆さまにお伺いします。

治療開始後、現在の状態が次の5段階でどこに相当しますか?
服薬は問いません (例:投薬治療があって、B段階の状態であればB段階にチェックを入れてください)


A段階:現在 全く不安症状もなく活動的に生活している。(全治状態)
B段階:不安症状は探せば有るが、何ら不安と感じることなく活動的である
C段階:不安症状は感じるが、日常生活に障害は無く 普通の生活が可能
D段階:不安症状を感じる時間が多く、障害はあるが外出は可能な状態
E段階:不安症状は常に強く、不安に障害されて日常生活が困難な状態

e0367279_10491173.gif

--------------------------------------------------------------------

Q.3 不安障害(不安神経症)において本日現在もっとも強い不安症状は何でしょうか?
該当する症状を1つ、以下よりお選びください。

・心臓症状 心臓の不安(期外収縮・頻脈含む)
・めまい症状 浮遊感
・胃腸症状(尿意・便意含む)
・精神病以外の、疾病(病気)恐怖
・精神病恐怖(精神異常を起こすのではないか等)
・なんとない不安状態
・離人症状(自分が自分でない感じ、現実感がない)
・発作的呼吸困難感
・交感神経亢進に伴う不安症状(血圧上昇、ドキドキ感、ふるえ、発汗、嘔吐他)
・外出の不安・予期不安(~なったらどうしよう)
・不安発作・パニック発作
・その他の不安症状

(アンケート期間:2016.4月~約1ヶ月)

e0367279_10485377.gif

改めて皆さまのご参考になればと思います。
当時、アンケートにご参加頂きました皆さま、
改めてお礼を申し上げます。

---------------------------------------------------------------------




不安障害(不安神経症), パニック障害・各種神経症の症状と心構え, メンタルヘルスONLINE


◆以下URLにて、皆さまのご感想・ご意見・ご要望などをお待ちしております。
http://ws.formzu.net/fgen/S84758081/




by mental-online99 | 2018-07-14 11:33 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)
e0367279_10331868.jpg

e0367279_15451309.jpg

過去、もっとも早い梅雨明け。日差し厳しい中、元気に咲き誇る「向日葵」





いつも申し上げている、
神経症(不安障害)は、誰もが経験する違和感を、
あってはならないと心を操作した結果、神経症を持つに至った。

さて、そんな神経症(不安障害)。
今回は初期の人には少々難しいかもしれませんが、
思うところを述べてみたいと思います。


神経症(不安障害)の人たちは、神経質ではない、
その逆の、ずぼら(いい加減)になろうとする。
もっと気にしない自分になろうとする。
しかし、そうすれば、するほど不安心にとらわれてしまう。

禅問答のようですが、
神経症の場合、
真に心が動きだしたら、
もっと用心深く、
忘れ物はないか、ケガはしないか....と不安心がなくてはならない。
解かりますでしょうか?

つまり、もともと神経質で繊細なひとが、ずぼらになるということは、
とらわれた心が動いてない証拠と考える事ができます。
なにも心配しない、おびえない人間になろうとする、
このはからいが、益々とらわれを強くする。


では、心が動きだすということは、どういうことか。

自分を変えよう、不動心になろうではなく、
不安になるのが「人間のあらわれ」として、
真に自分を受け入れた瞬間から心は動き出す。

その結果として、
不安を取り除こうとする観念にとらわれなくなっていく。

ずぼらな、動じない人間になることではなく、
取越し苦労する自分でいい、
不安しながら、
びくびくはらはらで良い。

小さな変化に心配しながら時代を流れていく。
これでよいのです。

よく例えられる言葉に、

   「山に入って、山をみず」

があります。
つまり、苦痛そのままになったとき、
もはや自分には苦痛はみえない、
と解釈できます。


ここを通って、症状と呼んでいたものが、
あっても問題とならない心に変化していくのです。


ある人が言いました。

  「もし今度生まれ変わっても、もう一回自分をやってみたい。」


小生もこうありたいものです。



さて、全国的に猛暑が続いているようです、
こまめに水分補給などして、
健康管理に十分お気を付けください。



不安障害(不安神経症), パニック障害・各種神経症の症状と心構え, メンタルヘルスONLINE
http://www.mental-online.co.jp/care.html


◆以下URLにて、皆さまのご感想・ご意見・ご要望などをお待ちしております。
https://ws.formzu.net/fgen/S89614443/

by mental-online99 | 2018-07-01 10:51 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)

メンタルヘルスONLINE スタッフの徒然日記。神経症 不安障害・鬱(抑うつ)などを語ります。


by Mental Health Online
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31