カテゴリ:不安障害・パニック障害( 160 )

e0367279_22034210.jpeg


「閑坐聴松風」(かんざしてしょうふうをきく) 倉内松堂老師 書

この言葉は一般的に、
こころ静かに座して耳をすませば、日頃は耳にしなかった自然の音や、眼にしなかったいろんなものが見えてくるのだ、という茶席でよく見る禅語。
角度を変えてみれば、次々と入ってくる情報をあえて取り入れないことも大切、と気付かせてくれる言葉でもあります。


さて、不安障害(パニックを含む)症状の解決で大切なひとつに、

不安症状の真っ只中のとき、主人公になるのではなく、いかに客観視できるのか、が挙げられると思います。これは、不安症状を発症して間もない人には何を言っているのかわからないかもしれません。


不安障害やパニック障害の人たちは、常に症状がアイドリング状態であり、それはもうギリギリのところで悪戦苦闘をされている。
心臓が躍るとか、呼吸困難感、倒れてしまうのではないか、精神が狂ってしまうのではないか、と心休まる暇もない人が多い。


又、皆それぞれが、自分なりの不安症状の「頂点」を体験をされています。
この不安症状の頂点をなんども体験していると、やがて自分に不安の経験則が身に付いてくる。

たとえば、不安が来る。
不安が襲ってくるのだけれども、

「不安(パニック)発作がやってきても、ぜいぜいあそこまでか。」という自分の経験則が力を発揮するようになる。

不安症状に襲われながら、不安の真っ最中であっても、「またこの不安か、この程度の不安は以前も経験した。」と客観視が可能になってくる。

ただ、このような心の態度は、悪戦苦闘をやり尽くし、どうにもならない所を通って客観視が展開されてくる。客観視が可能になると、自然と不安と戦わない、不安から逃げようとしなくなる。

不安から逃げようとしないところを通って、「不安があったことさえ意識にとどまらない」心の態度が期待されてくる。ここまでくると、不安が有った、無かったが問題とならなくなっていくのです。

不安症状にとらわれている人は、はじめは「不安は自分のあってはならないもの」と思っている。だから不安を消し去ろうとするところから始まる。
しかし、上述のような体験を通じて至り得た後は、不安を消し去ろうとする必要は無かった。不安そのものを持っているのが自分自身であることに気付くことになるのです。

この不安から逃げない段階までになると、むしろ不安は病気という型ではなく、自分にとって最も良いタイミングで不安が出てきており、役立つ不安に型も変化していることが多い。


ただ、この段階であっても、「なんとない漠然とした不安症状が有る」とうったえる人も少なくない。この多くは、不安症状の燃えかすのようなものが残っており、実際には不安は無い。
でもそこは、敏感で徹底的な性格。
かつての不安体験を思い出しては、不安を感じた錯覚に陥る副次的なものと考えます。


さて、昔の書物にも以下のような言葉がでてくる。(現代文で表記しています)

  「この雑念不安やおどろき、これがそのままの自分自身のあらわれである。それをみずからの意志で、やりくりするところに、生きる態度に誤りのあることをいっているのである。
雑念をとりのぞこうとし、おどろきのない人間になろうとする。このわれとわが心の流れに拮抗するところに、雑念として、おどろきとしての意識がのこる。現在をそのままに受け入れる態度のとき、それらは流れて意識にとどまらない。」


これらを消し去ろう、感じなくしようでは、不安は去らない。
不安や恐怖を感じやすいのが自分として、受け入れるこころがあってはじめて見えてくるものがある。

まさに今日の、閑坐聴松風(かんざしてしょうふうをきく)であります。



不安障害(不安神経症), パニック障害・各種神経症の症状と心構え, メンタルヘルスONLINE
http://www.mental-online.co.jp/care.html


◆以下URLにて、皆さまのご感想・ご意見・ご要望などをお待ちしております。
https://ws.formzu.net/fgen/S89614443/



by mental-online99 | 2018-09-10 22:59 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)
e0367279_23471200.jpg
エキナセアの花



不安障害(不安神経症・不安症)の人たちの、
劣等感・迷い、そして努力について、お話を少々。



神経質傾向の不安障害の人たちは、生存欲と完全欲があいまって、
あれこれ迷ってごちゃごちゃと考える傾向があります。

ごちゃごちゃと考えることに対し、
「迷う自分がダメだ」と劣等感を持っている人も多い。
でも、ここで少し考えてみたい。


<不安障害の劣等感と迷い>

逆説的に考えれば、あーしよう、こーしようと迷うから、
心配り、目配りが出来て、その場に応じた動きも可能になる。

迷いがあるから、人に失礼な態度をしないよう心掛けができる。
これは不安症や神経症の人たちには失ってほしくない、素質であります。
いつも述べてる、欠点と思っていたのが長所です。

そして、

<不安障害・神経症 努力とは>

元来、不安障害の人たちは真面目で謙虚だから、
いろんな場面でマイナスに考えてしまう傾向があります。
だから、人よりも努力しなければという気持ちを持っている人も多い。

そこで考えたいのが、
劣等感に自分が責められ、引き込まれてしまって努力するのと、
「劣等感はあってもいい」と理解し、努力するのでは、
今後の景色がまるで異なってくる。

いつもいうように、不安障害の不安症状、パニックはその人の生存欲の現れです。
つまり、意志が極めて強く、向上心が旺盛の現れでもありましょう。

言葉を選ばず申せば、
意志が弱ければ、向上心どころか、冒頭の心配りもできなくなるかもしれない。

自分は弱い、意志も弱いと思っている人の心根は強いのです。
なぜなら、弱いと思っているのは、常に自分の完全欲から、
自分を観測している態度が備わっているからです。
これは、簡単なようでなかなか出来ないものです。
ここに気付けないのは、不安の陰に隠れていたから、
まさに、とらわれていたから。

さて、ここで劣等感や迷い、不安があってもいい、と何度も申しています。

ここで、われわれが不安が「あるから良い」ということと、
みなさんの不安は「あっては困る」との間には大きな溝なり温度差がある。

どうすれば、この大きく横たわった溝を飛び越えれるか。
ここも不安解決の要諦となるところ。


悪戦苦闘の末、ここがぴたりと分かったとき、
不安症状と名付けていた一切のものが破壊されて、
不安は不安なりの本来の役割を成して流動し初める。

同時に、不安の陰に隠れていた、あらゆるものが現れ初め、
ますます前進していくと考えます。


どうぞ良い週末をお過ごしください。




不安障害(不安神経症), パニック障害・各種神経症の症状と心構え, メンタルヘルスONLINE
http://www.mental-online.co.jp/care.html


◆以下URLにて、皆さまのご感想・ご意見・ご要望などをお待ちしております。
https://ws.formzu.net/fgen/S89614443/



by mental-online99 | 2018-08-25 23:47 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)
e0367279_00254666.jpg

ラベンダーの丘。(ファーム富田 富良野)



不安症状の治った状態、あるいは、
不安の無い状態というのはどのようなものか、
不安障害(神経症・不安症)の「不安が無くなる」についてご質問がありましたのでお話を少々。


一般的に想像される不安感のない状態とは、たとえば

●心臓の違和感であれば胸のざわつきが無くなった、ゆっくり静かに脈を打つ状態。

●漠然とした不安感もなく、パニック発作も無いすがすがしい心の状態。

●病気が心配にならない、物事に動じない、緊張や恐怖の無い堂々とした心の状態。

いかがでしょう。


不安障害のたとえ話に、地下鉄の騒音があります。

なぜ、不安感はとらわれるのに、あの騒音にとらわれないのか。騒音の中で本を読んだり、スマホを見たり、或いは寝ている人さえいます。

私たちは、地下鉄の騒音をどうにかしようとか、気にしないでおこうとか、心のやりくりがありません。

これは、どうにもならないから、そのままであって自然に受け入れている状態。
そこには、まったく反対する心が存在しない。
したがって、とらわれる隙間がないので、不安感も顔を出す出番さえない。

この地下鉄の例で申せば、
不安が治った状態というのは、不安が無くなった、消滅した状態になるのではありません。

自分の不快、不安を受け入れた時、
これまで不安症状と呼んでいたものが、不安があってもまるで問題にならない。
不安感そのものに反対がないので、不安があった事さえ気付かない状態に前進する。

このとき、ただ不安、ただ不快でそれだけ。
その後が続かない。

不安症状は、自分は不安や恐怖を感じてはいけないと否定し、不安と戦うことで不安が強くなるのが特徴。
これはいつも申し上げている通りです。

まずは、
不安、不快を感じやすいのが自分。
緊張しやすいのが自分と、知り分けることから不安解決がはじまります。

そしてもうひとつ。

不安症状はどうにもならぬところを通るので、どこかで自暴自棄になるかもしれない。

しかし、ここでも羽目を外すことなく、独り悪戦苦闘するのが自分であり、良い意味であなたらしさでもある。

神経質で嫌な自分ではなく、むしろ慎重で用心深い、こだわり強い性格だからこそこれらが役立っている。

前回申し上げた、欠点が長所になっている自分を見つけるです。


かつて神経症で苦悩された倉田百三氏が晩年に、
  「雲にただ、今宵の月をまかせ、いとうとしても晴れぬものゆえ」と読まれている。


どうにもならなぬところを通って、
そのままに徹したときに心は展開してくるのだ、と。

心に響く一句です。



不安障害(不安神経症), パニック障害・各種神経症の症状と心構え, メンタルヘルスONLINE
http://www.mental-online.co.jp/care.html


◆以下URLにて、皆さまのご感想・ご意見・ご要望などをお待ちしております。
https://ws.formzu.net/fgen/S89614443/

by mental-online99 | 2018-08-22 00:27 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)
e0367279_19450797.jpg

鷹でしょうか、大空高く舞っています。



今日は、不安障害(不安症・不安神経症)について。

不安症状が軽快された人に、どうやって良くなったのかを聞いたところ、最も多かった回答が「 忙しくなったから 」でありました。
その中には、もちろんお薬を飲んで、生活の質が改善されたことも含まれていると考えられます。

この「 忙しくなったから 」を具体的に考えると、忙しくなってくれば、今度は仕事も心配になってきます。もちろん身体は重いまま、つらいなと感じながらです。

しかし、思っていたほど辛くなかった、というところに心が抜けて、これが勝ち癖になっていく。

やがて、「 不安症状 」と「 仕事の心配 」に調和が生まれ、この調和がシーソーのように仕事へ多く傾けば、「 病気をしている暇がない 」と前進していく。

この頃には、不安症状を忘れる時間も増えてきて、不安との間に一定の距離感がでてきます。ここで述べる距離感とは、不安が離れていく、無くなっていく事ではありません。一定の距離感はあるものの、共存しているという意味であります。

そして、軽快に進んでいく道中で、「 不安症状を放置してもよい 」といった状態も期待できるようになる。
実際、小生もこの声を多く聞いてまいりました。

よく我々が使う言葉で、「 不安は欠点ではなく、長所である 」があります。これは、不安があるから、その状態に備えることが可能となる所以です。
ずぼらになれば、神経質の武器である、細かな心配り、空気を読む、などの鋭さはなくなってしまう。

不安症状を今も抱える人達の多くは、人から評価されたい、認められたい気持ちが極めて強い。だからこそ、不安症状も強くなる。

決して、もう死にたいとか、どうでもいいとか、私なんか、、ではない。その真逆である。
雲ひとつない青空の如く、生きたいのである。

そんな時、どうでもよくない自分にとって、突然心理的に違和感を覚え、それを排除しようと心を操作した結果、不安症状が発現した。誰もが、それは簡単に操作できると思ったけれども、不安は想像以上に手ごわく、相手にすればするほど、不安はますます大きく複雑になっていくことに気付く。

不安症状をかかえる人は、人に負けたくない、仕事を成功させる、守るべきものは守る、など強い願望に満ちた本心が必ずあります。これらを見失うことなく、今この一瞬一瞬を丁寧に生きていくほかない。

ここでよく求める心に、「不動心」があります。
不安症において、何にも動じない心、これが平常心ではありません。
屈強な精神を体得云々ではなく、心に起こってくる雑念、不安や恐怖。これそのものが「 かけがえのない自分 」であり、何ら反発の無いそのままの心を平常心と考えます。

安心を求めても得られないから、仕方がないから不安心のまま、不快不満のまま「困ったな...」と必要ごとに手を出していく。
これを何度も体験し、ご自分の経験則を積み上げていく。ここから不安心、不快不満は後回しになり、徐々に心が流れ出す。


今は、不安症状からの、とらわれの身。
欠点と思っていた自分の神経質(強い完全欲、意識性や小心など)は、強い生存欲の反映であった。今後はこれらを長所として、武器として生かしていくことです。

苦しいときは苦しいまま、楽しいときは楽しいままに。そして、不安とともに前進していく。問題としないところに、とらわれは存在しないですから。



不安障害(不安神経症), パニック障害・各種神経症の症状と心構え, メンタルヘルスONLINE
http://www.mental-online.co.jp/care.html


◆以下URLにて、皆さまのご感想・ご意見・ご要望などをお待ちしております。
https://ws.formzu.net/fgen/S89614443/

by mental-online99 | 2018-07-29 20:05 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)
e0367279_21503520.jpg
凛として咲く、蓮の花。花言葉は、清らかな心。



さて、今日は平安時代末期、源平屋島合戦の話を少々。
有名な話なので、ご存知の方も多いと思います。


時は、1185年、都を追われた平家は、讃岐の国、屋島(現在の香川県高松市)に本拠を置きました。
一方、源義経は平家追討のため屋島を目指す。
やがて激しい合戦が始まる。

義経はこの合戦の最中に、手にしていた弓を海に流されてしまった。
手を伸ばしても届かず、義経は必死に弓を追いかけていく。

義経の様子を見た平家側も、容赦なく攻撃してくる。
敵の攻撃を刀をもって応戦しながら、やっと弓を拾い上げた義経。

その様子を見ていた義経の家臣が、

   「源氏の大将ともあろうお方が、弓ごときに大事な命を粗末になさいますな!」
と諫める。


義経は、
   「弓が惜しかったわけではない。名が惜しかったのだ。敵兵より弱いこの弓を平家に拾われ、これが義経の弓だと後世まで笑われるのが悔しかったのだ。だから命にかえてでも弓を拾いに海へ入って行ったのだ。」

小生はこの場面を、義経自身の名を惜しむだけではなく、
家臣やその家族をも守ろうとした高尚な心に胸を打たれるのであります。


さて、命にかえて、名を惜しむ。


今の時代で申せば、名を惜しむどころか、痛ましいニュースであふれています。
世間では、自分を貫き通そうと、前進しようとすればするほど困難が生じる。

誤解を恐れず申せば、
人と長く接して入れば、誤解が生じる、妬みもある、既得権からの圧力がかかることもあります。

正しい事、正義を貫こうとするのだから、
人々(世間)から自分は称賛されなければおかしい、と思っていると大きな誤算となります。
これは身をもって小生も経験しています。


今回の源平合戦、弓流しの話。
自らの命よりも、源氏の名を守った義経に感銘を受けた家臣たち。

家臣、末端の足軽に至るまで忠義心をいっそう堅固にした瞬間だったと考えます。
義経はこの合戦を経て、最後は山口県の壇ノ浦で平氏を滅ぼします。


凡人の小生には難しい事ですが、言葉では表せない義経の心意気。
心にしっかり留めて置きたいエピソードです。




 
不安障害(不安神経症), パニック障害・各種神経症の症状と心構え, メンタルヘルスONLINE
http://www.mental-online.co.jp/care.html


◆以下URLにて、皆さまのご感想・ご意見・ご要望などをお待ちしております。
https://ws.formzu.net/fgen/S89614443/

by mental-online99 | 2018-07-27 22:00 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)
2015年当時、弊社Webサイトにて「神経症アンケート」を行ないました。
当時のアンケート結果を掲載しておきます。
(アンケート期間:2015.9月~約1ヶ月)


--------------------------------------------------------------------


Q1、不安障害(神経症)、パニック障害を発症されてどれくらいになりますか?


・半年未満
・半年~1年未満
・1年以上2年未満
・2年以上3年未満
・3年以上5年未満
・5年以上10年未満
・10年以上

結果、下記のグラフとなりました。


e0367279_10573410.gif

半年未満:292票      17.1%
半年以上1年未満:165票   9.6%   
1年以上2年未満:168票   9.8%
2年以上3年未満:157票   9.2%
3年以上5年未満:181票  10.6%
5年以上10年未満:279票   16%
10年以上:462票       27%


---------------------------------------------------------------------


Q.2 不安障害(神経症)・パニック障害において、治療開始後 1年以上の皆さまにお伺いします。

治療開始後、現在の状態が次の5段階でどこに相当しますか?
服薬は問いません (例:投薬治療があって、B段階の状態であればB段階にチェックを入れてください)


A段階:現在 全く不安症状もなく活動的に生活している。(全治状態)
B段階:不安症状は探せば有るが、何ら不安と感じることなく活動的である
C段階:不安症状は感じるが、日常生活に障害は無く 普通の生活が可能
D段階:不安症状を感じる時間が多く、障害はあるが外出は可能な状態
E段階:不安症状は常に強く、不安に障害されて日常生活が困難な状態

e0367279_10491173.gif

--------------------------------------------------------------------

Q.3 不安障害(不安神経症)において本日現在もっとも強い不安症状は何でしょうか?
該当する症状を1つ、以下よりお選びください。

・心臓症状 心臓の不安(期外収縮・頻脈含む)
・めまい症状 浮遊感
・胃腸症状(尿意・便意含む)
・精神病以外の、疾病(病気)恐怖
・精神病恐怖(精神異常を起こすのではないか等)
・なんとない不安状態
・離人症状(自分が自分でない感じ、現実感がない)
・発作的呼吸困難感
・交感神経亢進に伴う不安症状(血圧上昇、ドキドキ感、ふるえ、発汗、嘔吐他)
・外出の不安・予期不安(~なったらどうしよう)
・不安発作・パニック発作
・その他の不安症状

(アンケート期間:2016.4月~約1ヶ月)

e0367279_10485377.gif

改めて皆さまのご参考になればと思います。
当時、アンケートにご参加頂きました皆さま、
改めてお礼を申し上げます。

---------------------------------------------------------------------




不安障害(不安神経症), パニック障害・各種神経症の症状と心構え, メンタルヘルスONLINE


◆以下URLにて、皆さまのご感想・ご意見・ご要望などをお待ちしております。
http://ws.formzu.net/fgen/S84758081/




by mental-online99 | 2018-07-14 11:33 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)
e0367279_10331868.jpg

e0367279_15451309.jpg

過去、もっとも早い梅雨明け。日差し厳しい中、元気に咲き誇る「向日葵」





いつも申し上げている、
神経症(不安障害)は、誰もが経験する違和感を、
あってはならないと心を操作した結果、神経症を持つに至った。

さて、そんな神経症(不安障害)。
今回は初期の人には少々難しいかもしれませんが、
思うところを述べてみたいと思います。


神経症(不安障害)の人たちは、神経質ではない、
その逆の、ずぼら(いい加減)になろうとする。
もっと気にしない自分になろうとする。
しかし、そうすれば、するほど不安心にとらわれてしまう。

禅問答のようですが、
神経症の場合、
真に心が動きだしたら、
もっと用心深く、
忘れ物はないか、ケガはしないか....と不安心がなくてはならない。
解かりますでしょうか?

つまり、もともと神経質で繊細なひとが、ずぼらになるということは、
とらわれた心が動いてない証拠と考える事ができます。
なにも心配しない、おびえない人間になろうとする、
このはからいが、益々とらわれを強くする。


では、心が動きだすということは、どういうことか。

自分を変えよう、不動心になろうではなく、
不安になるのが「人間のあらわれ」として、
真に自分を受け入れた瞬間から心は動き出す。

その結果として、
不安を取り除こうとする観念にとらわれなくなっていく。

ずぼらな、動じない人間になることではなく、
取越し苦労する自分でいい、
不安しながら、
びくびくはらはらで良い。

小さな変化に心配しながら時代を流れていく。
これでよいのです。

よく例えられる言葉に、

   「山に入って、山をみず」

があります。
つまり、苦痛そのままになったとき、
もはや自分には苦痛はみえない、
と解釈できます。


ここを通って、症状と呼んでいたものが、
あっても問題とならない心に変化していくのです。


ある人が言いました。

  「もし今度生まれ変わっても、もう一回自分をやってみたい。」


小生もこうありたいものです。



さて、全国的に猛暑が続いているようです、
こまめに水分補給などして、
健康管理に十分お気を付けください。



不安障害(不安神経症), パニック障害・各種神経症の症状と心構え, メンタルヘルスONLINE
http://www.mental-online.co.jp/care.html


◆以下URLにて、皆さまのご感想・ご意見・ご要望などをお待ちしております。
https://ws.formzu.net/fgen/S89614443/

by mental-online99 | 2018-07-01 10:51 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)
 森田博士は強迫観念の性質に関して次のように述べている。(原則として原文のまま)

   「強迫観念について、常に必ず忘れてはならぬ主要点は、その観念そのものは決して病的ではなくて、誰にでも日常あるべき感覚、もしくは感情であるということである。ひとたびこれに気のついたとき、これを思いすてるか、これに執着するかがすなわち強迫観念となるかならぬかの別れ道である。」

 さらに博士は述べます。

   「たとえば読書など下の方を視る時に、鼻の先の視えることを知らないのは、『心ここにあらざれば、視えども視えず』の故である。その当然に視ゆべきはずである処の鼻の先を感ずまじ思うまじと、反抗する心の葛藤のますます発展したのが、執着であり、強迫観念である」と。

 もし、一途にこの苦痛を取り除こうと、焦ることをやめて、静かに自身を観察することができれば、その症状と呼んでいる性質の正体もわかってくるはずである。

 又、博士は、

   「常人と強迫観念症とは、ただ間一髪の相違である。ただその思想の誤りが悪智として働きはじめただけの相違である。広い意味に解すれば、ほとんどすべての人に強迫観念の無いものはない。時計の音がうるさく、夢みることが気にかかる。これを聴かないように、夢をみないようにと心の反抗が強いから、神経質の症状になるのである」と述べられてます。

 ここで、これに引っかかってとらわれるか、
 知らん顔して通り過ぎるか...

 もっと広く申せば、
 これらを重い病気ととらえ躍起になることなく、
 「人間のあらわれ」として理解できれば上等。

 ここから大きな勝ち癖(寛解)につながっていくと考えます。


e0367279_09445033.jpg


e0367279_09443630.jpg


e0367279_09450861.jpg






不安障害(不安神経症), パニック障害・各種神経症の症状と心構え, メンタルヘルスONLINE
http://www.mental-online.co.jp/care.html


◆以下URLにて、皆さまのご感想・ご意見・ご要望などをお待ちしております。
https://ws.formzu.net/fgen/S89614443/
 

by mental-online99 | 2018-06-26 21:36 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)
e0367279_20592568.jpg
薩摩にて 島津斉彬公

e0367279_21000531.jpg
仙巌園(薩摩藩主 島津氏の別邸跡とその庭園)


e0367279_08343122.jpg
西郷隆盛 終焉の地(今の鹿児島市・城山の決戦 享年51(満49歳没))





頑張っていればこそ、出る杭は打たれ、

人から先を阻まれる。

それでも、果敢に挑戦する。




できない自分に、

周りを見ては、

あの人のように、この人のようになりたいと思う

周りのようになれない自分をふがいなく思う


こんな経験はないでしょうか?



でも、我々は、

あの人、この人になってもらいたいとは思わない


なぜなら、あなたにしかない、

あなたらしさを失ってもらいたくないからです



頑張り屋で、完璧主義だからこそ、不安に陥りやすい

まあいいや、がないから、

取り越し苦労なんて毎度のこと

そんな向上心にあふれ、ごちゃごちゃ考える

それでいて、少しばかり不器用



でも、そんなあなたらしさが良い。




どうしてもわれわれ凡人は、

隣の芝生が青く見えてしまう。

他人がうらやましくも見える。



自分が自分でよかった、、と思えるために、

人生でもっとも、比較したい人

出会わないとならない人


それは、

あなた自身と考るのです。






不安障害(不安神経症), パニック障害・各種神経症の症状と心構え, メンタルヘルスONLINE
http://www.mental-online.co.jp/care.html


◆以下URLにて、皆さまのご感想・ご意見・ご要望などをお待ちしております。
https://ws.formzu.net/fgen/S89614443/

by mental-online99 | 2018-06-05 22:02 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)

次、行こう。

e0367279_18550531.jpg



「次 行こう。」

我々がよく口にする言葉。

これは、ネガティブな事があっても、立ち止まることなく

どんどん先へ進もう、とする強い意思表示。



過ぎ去った過ち(出来事)を思い出して、

いつまでもそこから抜け出せない人も多い。



反省も必要ですが、過去を変えることはできません。

立ち止まってネガティブに陥れば、

周囲もそれに気付き連鎖していく。



唯一、過去をプラスに変えることができるとすれば、

新たな一歩踏み込むこと。

次の行動しかありません。




人生、一生懸命に生きている人ほど困難も多くなる。

あれこれ悩み、苦痛を伴う。

自分を貫き通せば尚の事。


だからこそ、

人として過去を変化させるには、毅然と振り返ることなく、

新たな、一歩、二歩と踏み出すことが必要。

未来のためにも。





不安障害(不安神経症), パニック障害・各種神経症の症状と心構え, メンタルヘルスONLINE
http://www.mental-online.co.jp/care.html


◆以下URLにて、皆さまのご感想・ご意見・ご要望などをお待ちしております。
https://ws.formzu.net/fgen/S89614443/

by mental-online99 | 2018-04-12 17:52 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)

メンタルヘルスONLINE スタッフの徒然日記。神経症 不安障害・鬱(抑うつ)などを語ります。


by Mental Health Online
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30