心は庭 − 不安障害(神経症)

もう随分昔の話になりますが、職場の会議が夜遅くに終わり、給湯室にいくと居残って洗い物をしている職員がいました。洗い物も数多かったので私が、「手伝いましょう」と腕をまくり上げたら、職員から、「いいえ必要ありませんから」とかえってきた。それでも、遠慮はしなくていいとばかりに洗い物を手伝おうとすると、「自分のためにやっておりますので...」と再びかえってきました。

  そこで、ようやく私は気付いて、その場を離れたことを思い出します。どういう意味かと云うと、嫌だな、おっくうだなと思ったことでも、いざ行動すると「そうでもなかった」というところへ心が抜けて行く。不安障害(神経症)の場合は、このような「動いてみればそうでもなかった」体験を何度も経験すること多いのです。

  この職員を例に申せば、「自分のためにやっている」。今、頭がぼんやりして動くのも辛い、心臓がどきどきして不安が強い。このような時に、多くは少し治まってから行動しようとなります。そうではなくて、この不安の中に入って行く。ここを通って、先述のような「そうでもなかった」ところに心が抜けて行くのです。不安解決はこの繰り返しであり、勝ち癖を重なていくことになる。

 
  少々大げさに聞こえるかもしれませんが、綺麗であってもなおかつ掃除をする。心は庭と同じで手入れをしないとすぐに雑草が生えてくる。上手くは云えませんが、心の成長や、不安のとらわれは、嫌さや、おっくうだな、と思うところから入って行く。そこで向き合う敵はいつも、もう一人の自分なのです。
by mental-online99 | 2016-11-13 18:57 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)

メンタルヘルスONLINE スタッフの徒然日記。神経症 不安障害・鬱(抑うつ)などを語ります。


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