黙(もく) - 神経症

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 「黙」、宗教など一切関係ありませんので気楽にお読みになってください。


 不安障害(不安神経症など)。
多くの人が、その強い不安症状からついついベッドに横になってしまう。先日、初めてお電話を頂戴した人も、「かつては、まるでお爺さんのような生活だった・・。」と話されていました。神経症の横臥(おうが)、つまり横になることは更に症状を強めてしまっている場合があります。しかし、強い不安時に横になること自体悪いことではありません。唯、ここで大切なことは、長々と横になるのではなく、早めに起き上がる工夫をすること。

 と云うのも、神経症の人は完璧主義の為、完全に良くなってから次をしようと云った気分本位が多いのは周知の通り。長々と布団で横になっていると、今度は真正面から不安や強迫観念といった囚われと向き合うことになる。すると、自分自身が不安と共に心の底へ底へと向かうことになり、ますます不安症状も堅固になってくる。またこの時、自分が自分でない感じ、現実でない感じなどが合わさるケースも多い。

 結局何を申し上げたいのか、
辛いから休息して横になること、、時にこれが、休息になっていない場合があると云う事です。
ほどほどに切り上げる、漠然と長々横臥するのではなく、「まだ少し辛いけど起き上がってみるか、、」くらいが神経質の人には丁度良いのかもしれません。長時間の横臥が、より不安を誘因させていないか今一度考えてみたいところです。

 さて、神経症の人たちは主観的な思想の遊戯が得意であります。不安症状も医師が客観的に「大丈夫だ!」と言っても、主観的、抽象的概念をもって思想の遊戯をし、囚われをより複雑化している可能性もあります。

 何事にも、結果を求めないことが神経症の重要なところです。
まだ、神経症が浅い方には難しいかもしれませんが、安心をただちに求める、治すことに囚われ日常生活の多くを病院に費やす、、、などなど、その完全欲も時に曲者になります。誤解を恐れず申せば、安心を求める、心を綺麗にする、、と云ったものでなく、むしろ不安なまま、気になるまま、心はますます汚れていくままに生きていく。まさに、あるがまま、そのまま、であります。

 「黙」。
この「黙」という言葉。本来、言葉は発言しないと分からないもの。しかし、お互い黙っているほうが気持ちが通じることもあります。唯々、なんでも口に出すことが良いというわけではありません。神経症の場合、その辛さの余り、同情を求め必要以上に家族へ症状の愚痴を言ってないでしょうか?言わないと分からない、きちんと完璧に説明しないと分からない、、と云う観念こそ今一度考えてみたいものです。皆さんは何かを伝えたい時、「黙」をもって伝えたことはありますでしょうか。

 明日も皆さんにとって良い日でありますように。


 
不安障害(不安神経症), パニック障害・各種神経症の症状と心構え, メンタルヘルスONLINE
http://www.mental-online.co.jp/care.html


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by mental-online99 | 2015-09-11 20:34 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)

メンタルヘルスONLINE スタッフの徒然日記。神経症 不安障害・鬱(抑うつ)などを語ります。


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