2015年 04月 06日
不安感と取越し苦労

↑ 桜色の絨毯。桜は散る時もまた、人を魅了させます。

↑ 春夏秋冬、四季折々ある日本。四季、海に囲まれ、山また有り。
円安もあり・・外国人観光客が多いようですね。
さて、神経症(不安障害)。
何かをしようとするとき、或は先々を考えたとき、ふと不安が強くなる。時に、それが身体症状に現れてくることもあります。職場や学校では、人から嫌われてはいないか、笑われはしないか、と気にもなる。特に重要な仕事などの場合、よりいっそう予期不安も強くなる。遊びに行くときも、無事に行けるだろうか、皆を楽しませてかえってこれるだろうか、、とアレコレごちゃごちゃと頭をよぎる。
このように神経質は取越し苦労がつきない。しかし、この取越し苦労や予期不安があるからこそ、自らの心を引き締めてくれる。
用心深く、そして準備周到、人の気付かないところまでも気が回り、空気を読む力も長けている。取り越し苦労、予期不安のおかげで、病気の早期発見もでき、失敗も少なくなる、予めの段取りにも心が向かう。
まさに神経質礼賛。
前述のように、これらに気付けないと、いつまで経っても不安症状に「とらわれ」て漠然と長引かせてしまう。
この不安感や取越し苦労と云うのは、むしろ役に立っていると理解し、本来の夢や希望、目的に気付き、そこに心が抜けていけば見えてくる景色も違ってくるものです。
鋭敏なあなただからこそ、出来る事がある。
伝えていける言葉がある。
自分を変えたいと思うと云うことは、向上心の現れであり、
努力の真っ最中だからこそ、心も迷い停滞を起こす。
しかし、神経症の人たちは不安があっては困ると言う。
神経質な取越し苦労や不安感は排除してはならない。
不安はあっても良い、むしろ、武器にして生かしていく位の気持ちになれれば上等。
そして、
今ある事実を認め、本来持ち合わせている欲求や願望に突っ走っていく。
健康でいたい、より良く生きたい、仕事で認められたい、幸せになりたい、、と云う本来の自分に気付き、
一目散に駆け抜けていくことが大切です。
「自然に服従し、境遇に従順なれ」。
あるがままに生きる。今に生きる、と云うことですね。
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文章を読むうちに目頭がじーんときました。
あるがままに生きる難しさもあるのですが、
凄く前向きになり、今日も頑張れる気になります。たいした自律神経症状ではないのですが、
なぜ自分がといつも悲観的になりますが、ブログを見る度に元気をもらいます。

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英治さん、コメントありがとうございます。
あるがままに生きる、、確かに難しいですね。
>凄く前向きになり、今日も頑張れる気になります。
症状のど真ん中でも、前に向いて進もうとするこの言葉は力強いですね。
さすが、神経質です。
遺伝的に戴いた大切なそのご性格。どうか、大事になさってください。
いつの日か、「一切これで良し」、と云う日がきますから。
どうぞ粘って進まれてください。

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はじめまして。最近、こちらの記事を読ませていただくようになりました。
現在、母子家庭です。まだ、籍は抜けてません。当時、別れると決意しましたが、月日が経つにつれて、金銭面やら、両親のことやら、様々な問題が、浮き彫りになり、ある日突然、強い不安が起こり、それから毎日毎日、辛く苦しいです。自分で自分の首をしめてるとか言われたり。私にふりかかる問題に直視すればするほど、不安になり、前がむけれません。病院に行けば、病人になってしまい、また、落ち込むんじゃないかという不安もあります。苦しくて苦しくて、涙も出ません。