私が私でよかった

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 ↑ 昨日、桜のトンネル。

 さて、神経症に悩む人が多い。
 自分の臆病さに悲観する人も大勢おられる。しかし、自分はとんでもない病気に罹ったのではないか、と不安になれば自分自身の事はもちろん、周囲の事も考えれば苦痛も二倍になります。ある程度、勢いで突っ走て来た自分にある日突然襲う、「不安症状、心身症状」。

 何度も述べている通り、神経質人ならだれもが通る人生の関所、それが「不安症状」。この不安は本来役立っているもの。しかし、精神も成長してくると、先々の事も考え不安がやたらとうるさくなってくるもの。不安にとらわれれば、当然心身の調子もおかしくなってくる。すると、ますますとらわれも深みにはまっていく。交感神経も亢進しやすくなる。

 神経質特有の、慎重さ。
この慎重さ、空気を読む鋭敏さ、人を気遣う心根の優しさ、など本来これらは生かされておかねばならない。だけども神経症をやっている一時期だけは、マイナスに向いてしまう。しかしこれは止むを得ないこと。あの人はイキイキと活動している、など他人と比べては凹み悩む。だけどもその謙虚さが良い。

 人を見て羨み、あのように成りたい、と思える心。すなわち人間が成長しているからこそ感じる、「欲望」であります。この欲望無しに人間的成長はありません。
 
 慎重になってくると、いつしか「本来自分がやりたかった事」よりも、「他人が自分をどう見ているのか・・」、と周囲の目ばかり気にした守りの行動になってきます。こうなってくると、本末転倒。いわゆる、世間体や肩書、親、近所や同僚先輩の目を気にした行動になってくる。云い方を変えれば、リスクを取れない自分こそリスクになる。そこには本来の自分は居ない訳ですから、今一度見直したいものです。

 上手くは言えませんが、会社やお金、住居や車、持ち物は所詮、人生(生命)の枝葉に過ぎない。かざりです。大切なのは、成否ではなく、果敢に挑戦した生きざまだと私は感じております。それは、治そうとする、神経症等を解決させようと必死に奮闘するその御姿そのものであります。長い人生、迷い苦しみ病気になることもあるでしょう、むしろ無い人のほうが人生問題です。「私は病気ひとつなったことは無い」と自慢している人のほうが問題、と経験上述べることができるのです。

 神経症症状、鬱症状等によって他人より遅れをとってしまった、など考えるに及ばず。大げさな慰めではなく、苦痛を伴ったからこそ得るもの、病気になったからこそ気づいたものなど、後々になって「あの経験があったからこそ今の私がある。」と云える日が来ると私は思います。

 「私が私でよかった」、と。思える日が必ずやってきます。
お世辞や慰めではないですよ。念のため。




不安障害(不安神経症), パニック障害・各種神経症の症状と心構え, メンタルヘルスONLINE
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by mental-online99 | 2015-04-04 16:59 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)

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