大きな努力をしている限り、大きな失敗もする

心を傷つけないように、失敗しないように、こころを病まないように生きるのは難しい。いや、無理なのかもしれない。むしろ、そうなることを織り込み、なった時どうやって起き上がるか重要になる。と云うのも、傷つくことを恐れ回避して生き抜くことは、その人のさまざまな脆弱性を強めることにもつながると感じる。
 私たちはどうあれ、社会といった「広場」に踏み込まなくてはならない。広場から大きく離れた室内で声を発するのではなく、実際にもまれ悩みそして起き上がる術を学んでいかなくてはならないと思うのであります。

 「出る杭は打たれる。」
 夢や目標を抱いて大きな仕事をすればするほど、大きな失敗もする。その時には周囲から大きく叩きこまれることもある。しかしそれらを恐れていては、その人にとって一歩も夢や目標に踏み込めない人生となる。
 以前にも書きましたが、私自身もこれまで何度も叩かれた経験があります。本当に力のある人たちは権力をもって杭を打ってきますが、力のない人はネット掲示板やSNSなどで心理的に叩いてきます。あらぬ事を書かれては誤解をまねき社会的評価も下がることもあります。

 また、学校生活では横一列「平等」と学んでいたが、社会へ出れば毎日が食うか食われるかの戦場であります。倍返しではないですが、ひとたび社会と云う戦場へで出ればたちまち斬り合いをしなければならない。したがってある意味、完璧を目指すのとは逆に、恥をかいて傷つくことの理解とこころの受け皿を深く大きくつくっておきたいところです。

 この「恥」。
 日本人にとって最も嫌な瞬間でもある。社会へでて人前での恥、世間体での恥、、。恥にもいろいろありますが、ある家庭では世間体を理由に幼少の頃から失敗や恥を欠かせないよう教育されてきた人もいる。
 
 一方、神経症の対人恐怖、パニック障がい、不安神経症などは、この「恥」が症状の曲者でもある。人前でみっともないところを見せたくない、むしろ良いように思われたい、新幹線に乗れば止めてしまうような大騒ぎになるのではないか、美容室ではジッとして気をまぎらわせる事がないため精神が混乱してみっともない姿をさらけだすのではないか、、、などなど。これら突き止めれば、「恥」も症状が発生する理由の一つなのですね。

 不安そのものが怖いのではない。「恥」が怖いのです。傷つくのが嫌なのです。
つまるところ、恥や傷つくことを避けて生きている自分がまさにいるのであれば、今一度その自分と冷静に向き合わなくてはなりません。




 最後に、この度 笹井芳樹 発生・再生科学総合研究センター副センター長の訃報、に接し
 謹んで哀悼の念をこめ ご冥福を心からお祈り申し上げます。
                    
 
 ただ批判するだけの人に価値はない ー 強い人のつまずきを指摘し、やり手ならもっとうまくできたはずだとあげつらうだけの人には。

 称賛に値するのは、実際に競技場に立ち、嘆と汗と血にまみれながらも勇敢に戦う人だ。あるときは間違いをおかし、あと一歩というところで届かないことが何度もあるかもしれない。

 何をするにも間違いや欠点はつきまとう。それでもなお、ことを成し遂げるためにもがき苦しみ、情熱を燃やし、カを尽くし、大義のために身を粉にして励む人こそ偉大なのだ。
 
 順風ならば最後には勝利に輝くだろうし、最悪の場合、失敗に終わるかもしれない。だが彼らは、少なくとも果敢なる挑戦をしたのである。 「果敢なる挑戦より」

 
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by mental-online99 | 2014-08-05 21:55 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)

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