「竹」


  私の好きな詩に、「竹」があります。
力強い生命に対する躍動感がぐんぐんと伝わってきます。

 
◇ 竹 「月に吠えるより」


光る地面に竹が生え

青竹が生え

地下には竹の根が生え

根がしだいにほそらみ

根の先より繊毛が生え

かすかにけぶる繊毛が生え

かすかにふるえ

かたき地面に竹が生え

地上にするどく竹が生え

まつしぐらに竹が生え

凍れる節節りんりんと

青空のもとに竹が生え

竹、竹、竹が生え


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  この竹、の題名だけでも鋭く、力強いものを感じます。
私たちの人生、様々な局面で心も萎え弱気にもなり、絶望感も経験します。
この詩「竹」は、萩原朔太郎の「月に吠える」大正6年(32歳)に所収されています。

  大正6年当時、「竹」を書いた作者は心を病んでいたようで、日々悪戦苦闘をされていたようです。
そんな中で作られた「竹」。病の底からなにがなんでも這いあがっていく、と云う力強い精神が手に取るように伝わってきます。

  繰り返し読んでは、悲観を微塵も感じさせない、その執念、迫力。そこからは、

 「苦しいから頑張るのではなく、病を経験したからこそ目標を見出すことができた、だからこそ生きる!」と訓しているように思うのです。



 

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by mental-online99 | 2014-07-29 17:44 | 統合失調症 | Comments(0)

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