不安神経症 - 病人ではなく健康人として考えること


今日も不安神経症について簡単なお話をしてみたいと思います。
不安神経症の症状も10人10色であります。
その身体症状をもっている人たちの多くは既にいろんな科目で検査(採血・MRI・CT・心電図など)をされている。
しかし、その結果なにも無い、あるいは様子見、と云われた場合、「この病院ではダメだ」としてここから病院めぐりが始まるケースも多い。

神経症でもっとも大切なことは、一通り検査をして異常がなかったら自分の症状を家族に言わないほうが望ましい。
また同様に、家族も本人に「具合はどうか?」と頻繁に聞かない方が望ましい。
聞かれると症状を探してしまうのが神経質傾向の神経症者であります。
従って、検査をして何もなかったら症状を口にしたり、ネットで症状を検索する行為は避けたいものです。
仮に「具合はどうか?」と聞かれたら多少悪くとも「すっかり良くなった、或は、大丈夫」と軽くスルーする位の気持ちで対応したい。

又、神経症者同士が集まれば、どうしても症状の愚痴雑談になってしまう。
これは結果として自分の方が苦しいと言い合う結果となるからでありましょう。
たとえば10人の人に「この中で誰が一番苦しいか?」と問うと、10人全員が自分が一番苦しいと感じているのが神経質の特徴なのであります。


症状にとらわれていると、その注意がさらに症状を鋭敏にさせることは皆さんも周知のとおりです。
ではここで、「考えない方がいいですか?」と聞かれるのでありますが、考えてしまうのが神経症
そうではなくて、考えても良い、症状があっても良い、大切なのは、症状をお互い口にしないで今必要な事にヨタヨタでもいいからとにかく手を出して行くことです。
学校や仕事も同様。必要なら行く。暇や愚痴はさらなる症状の鋭敏化を生む、と云うことをまずは理解することと考えます。


さて、神経質の人たちは人から良く思われたい、とする気持ちが非常に強い。
強いがゆえに、その心の裏側では常に「人から悪いように思われたらどうしよう」、
「何あの人?と軽蔑されたらどうしよう」と云う不安に襲われる。
これらの、いわゆる殻をかぶった、かっこをつけた自分から、本当の弱い自分をさらけだすことが出来ればまた違った人生にもなるのかもしれません。

電車が乗るのが怖い、外出が怖い、美容室が怖い、歩くのもつらい、
いろいろありますが、結局のところ、症状が怖いのではなく、人前でみっともない姿を見せるのが怖いのかもしれませんね。

話が横道にそれましたが、行動をもってその恐怖の中に入っていくこと。
入っていけば、実は「なんだ思ったより何ともない、こんなものか」とばかばかしくなるところを通らないとならない。

不安神経症の人たちは上記ように、不安が常住している状態であります。
自らのエネルギーのほとんどが病気を気にする余り内に向いている。
いわゆる内向的であります。
解決をするには、このエネルギーを外に向けてあげないとならない。
多くの神経症の人たちは「心を健康にしてから健康な生活をしよう」と考えておられる。
そうではく、心を操作することなく、気分はそのままで本来必要な事に邁進するのみであります。

不安神経症は病人として扱えば困難を要し、健康人として扱えば早期に解決するもの
「外相整いて、内相自ら熟す」という言葉がありますが、
まずは形から健康人らしくすれば、おのずと、心も体も健康になると云う意味です。



 
不安障害(不安神経症), パニック障害・各種神経症の症状と心構え, メンタルヘルスONLINE


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by mental-online99 | 2014-06-23 18:27 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)

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