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健康とはなにか。

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 ↑ 八重咲の雪割草です。小さく愛らしいですね。でも、元々は雪国の花ですから、小さくてもたくましそうです。



 さて、私がよく思い出す森田先生の言葉があります。


「病を治す真の目的は単に健康にするためではない。それは自分を伸ばし、本分たる仕事をし、いささかでも社会に貢献することでなくてはならない。病を治すためのみに没頭して自己の本来の欲望に直進せず、一生酔生夢死(※)するようなら、病をなおしてなんになろう」。


(※) 酔生夢死 すいせい-むし

何もせずに、むなしく一生を過ごすこと。生きている意味を自覚することなく、ぼんやりと無自覚に一生を送ること。


 これは角度を変えて読めば、「不安のままに生きる」とも取れます。


 森田先生は晩年、ご病弱で持病の喘息発作、また微熱が続く日が多かったようですが、日々のお仕事ぶりは、とても健康人以上のお姿、活動家であったと聞き及んでいます。「休息は仕事の転換の中にあり」と云う、先生の教えを身をもってお示しになったようです。健康とはなにか。と私もよく考えた時期がありました。


 考えるに、肉体だけ堅固であってもいけない。

また、逆に神経症のように、体も心もベストでないといけない、と云うのも問題です。つまり、前述の森田先生で申せば、熱があるときは床に臥せながらも読書をし、具合がよければ仕事をするといった調和を整えることによって、ついには健康、不健康に「とらわれ」ることなく人生を送ることができるように思う。


 先々の健康に囚われてはいけない。

今、ここにある自分こそ大切に思い、今の服装もお化粧も、言葉も健康そうにすること。ここを通って、先々の健康につながっていくと私は思います。


 最後にこのお題、健康とはなにか。

つまるところ、ある程度の悩みや不快感、不安を感じながら、多少の不便はあっても日常支障もなく生活が出来ていることが健康。また、お会いする親御様たち、、お辛いにも関わらず痛い かゆいなど愚痴を云わないお母様たち多いですね。母は強いです。



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by mental-online99 | 2015-02-28 17:45 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)
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 関東地方は梅の季節となりました。

ごらんのように、目を向ければ梅が咲き誇っています。上は薄紅色のしだれ梅、下は紅梅。



 さて、題名にもあります、「善をも思わず 悪をも思わず」、と云う言葉。

つまり、完璧を求めてはならない「中立」と解釈できます。


 〇か☓か、0か100か、白か黒か、良いか悪いか、、、、と完璧を求めるから心も乱れてしまう。よく、心の矛盾や葛藤により不調をおこす原因となるのは、「〇〇であるべき」、と云った「べき主義」。これが曲者(くせもの)。

こうあるべき、べき主義の生活になると、どうしても完全を求めてしまう。ときには、白と黒のあいだをとって、灰色が望ましい場合もあるのです。

 

 鬱(うつ)や神経症の不安症状を例にとれば、完全主義にとらわれるあまり、

「今日は症状があったから悪い日だ」、と考えてしまえば、人生の多くが悪い日になってしまいます。また、心臓や頭部、胃腸、精神状態など、命そのものを過度に気にしていれば、交感神経も亢進し手足もふるえ、顔面蒼白になったり、過呼吸や血圧上昇など心身も乱れてきます。そうなると、よりいっそう不安も増し悪循環になりますよね。


 今、私は症状に例えて申しましたが、症状以外にも、仕事や日常生活にも、「善をも思わず 悪をも思わず」は応用できます。たとえば、人間関係。好きや嫌いを決めてしまうと、この時点で人間関係は良好に保てません。

 

 私たちには必ず影があります。善のときもあれば悪のときもある。

〇〇であるべき、〇か✕かなど一切の分別を断ち切ったとき、こころはとらわれず取り越し苦労も逓減できてくると思います。




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by mental-online99 | 2015-02-24 19:52 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)


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 画像は朝、西へ向かう飛行機雲。



 さて、心のやりくり、操作の問題と云うのは神経症の人たちにとって必ずぶちあたる壁でもあります。


 不安症状を感じそうになった。ここで不安症状の中で不安感を感じてはならぬと思い、追い出そうと不安と戦う。しかし、不可能を可能にしようと戦い尽くした結果、心がこんがらがって不安症状を持つに至った。


 「山あれば山を見る 雨の日には雨を聞く 春夏秋冬 朝(あした)もよろし 夕(ゆうべ)もよろし」という言葉があります。

 山があれば山を見る。雨が降れば雨の音に聞き入ってみる。これは、不安があれば不安には入ってみる、居座ってみると云うことに置き換えても良いと思います。すると、そこには不安があれば不安があるだけで、葛藤が無いと云うことです。


 昭和初期、慈恵医大初代精神科名誉教授であった森田正馬先生は、「苦痛を苦痛し、喜悦を喜悦す、之を苦楽超然という」と云っています。いまで云う、「あるがまま」でしょうか。


 この森田先生の言われた中で最も重要なのは、「事実唯真(じじつただしん)」です。「あるがまま」と云うこと。気分はあるがままに受け入れ、必要な事、やるべきことをやっていくと云う意味です。苦しいときに苦しいと思ってはいけないだとか、嫌なものを嫌と思ってはいけない、などと心を操作することなく、その苦しさや嫌な気持ちに抗うことなく成り切ることが大切です。


 嫌な家事や、勉強などいろいろあります。私も家の中で毎日忙しく帰ってきてもペットの便所掃除が待っています。疲れて嫌だけど、嫌なままに必要だからする、その現在に入って行く。するとその嫌の後が続かない。我恩師、鈴木知準先生はそれをよく、「嫌だ嫌だでそれっきり」、と表現されていました。少々難しい話になりましたが、このように心をむやみに操作することなく、不安になり切る、不安を受け入れる心の態度が大切なのです。


 また、神経症の人たちがよく陥る間違いに、精細なこころ、感受性がそのまま自分の弱さになっていると思っておられる方が多いことです。これも森田先生の言葉を借りると、「針一本落ちていてもこれを感じ取れるような神経を持っていなければならない」と、おっしゃっていました。つまり、その神経質を役立て、武器にせよと私は理解しております。今の仕事などにも云えることです。ご自分を否定していては、不安など受けれることも出来ない。自らを肯定するところから、本当の神経症解決がはじまるのです。


 

 「山あれば山を見る 雨の日には雨を聞く 春夏秋冬 朝(あした)もよろし 夕(ゆうべ)もよろし」


 晴れの日は晴れを愛し、雨の日には雨を愛す。と云うことですね。




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by mental-online99 | 2015-02-21 08:45 | 不安障害・パニック障害 | Comments(2)
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 三寒四温。雪が降ったかと思えば、ぽかぽか陽気。風邪ひきの人も多く、

私の周りも、インフルエンザが未だに多いです。今の季節だからこそ、免疫アップを心がけたいものです。


  さて、不安神経症の人たちは、美容室や歯科、急行電車などが苦手なのは云うまでもありません。人前でみっともない姿を見せるのではないか、歯科治療の場で失敗されないだろうか、、など考えだしたら予期不安もキリがありません。

  特に美容室や歯科医院では、席にじっと座って気をまぎらわせる事ができない。このため、不安と長時間向き合うことになるため辛いのは周知の通りです。不安と云うより、むしろパニックになって人前でみっともない姿を見せはしまいか、と云う取り越し苦労。


 たとえ、自分で何十何百の予期不安を想像しても、

 心無い医師から、不本意なことを云われたとしても、

 心臓に違和感があっても、不整脈を打ったとしても

 パニックになって、重症な精神病になるんじゃないか・・と思ったとしても、


 まさに今、この時点で


 『そのようになっていない、何も起こっていない』、という "事実" に勝るものはありません。人は皆、云わないだけで死を考えると恐怖におびえている。ビクビクしながら生きているものです。特に神経症のひとは、自分の症状、悩みだけが大きく思える。自分だけは医師でもわからない特殊な病気だ、、と思い込むのが神経症の特徴。また、類縁である神経症の人に自分の症状を云っても、おそらく自分の症状のほうが辛いと譲らないのが神経症でもある。症状の根っこは同じでも人の症状には無関心なのであります。病気が気になって怖くて仕方がない、心臓がバクバクするけど仕事や必要事をする。これが大人としての態度でありましょう。

 

  冒頭にもどりますが、何度も心電図やさまざまな検査をして、異常が認められないのであれば、一切それで良し、として不安な気持ちを抱きながら、限られた人生を有意義になるよう努力しなければならない。自ら周囲の状況を今一度見渡し、あなたの立場をわきまえ、その状況にふさわしい行動をとるべき努力をしていきたいところ。

 

 一切それで良し、病気をしている暇などない、と心機一転なればしめたものです。




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by mental-online99 | 2015-02-19 22:21 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)

メンタルヘルスONLINE スタッフの徒然日記。不安障害・鬱、アルコール依存症などを語ります。


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