カテゴリ:アルコール依存症( 7 )

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 以下、以前ブログでご紹介した記事をを再掲載しておきたい。

 アルコール依存症、薬物依存症(危険ドラッグなど)の支える側、家族についてお話をしたいと思います。


 いわゆる保護の後、強制入院に伴う、病院受け入れ要請から病院搬送。 特にアルコール依存症や危険ドラッグの対応依頼がことのほか多い。私どもの経験をもとにアルコール依存症や薬物依存症(危険ドラッグ、脱法ハーブを含む)を述べさせていただくと次のようになる。

 1.一程度以上進行した依存症は自らで治せない、と知り分けること。
 2.「病気」であると認識すること。家族会議や気の持ちようでの解決は困難である。
 3.本人だけの問題ではなく、むしろ周囲の家族のほうがこころ病んでいく場合もある。
 4.専門医師に従う。(国内でも限定されるため入院先は遠方になるケースが多い)

 
アルコール依存症、薬物依存症。年間多くの患者と云われる本人の病院搬送をしていますが、家族の決断に行き着くまでに、「今度こそ(薬物やアルコール)辞
めると言っているので、もう一度本人を信じて様子をみてみる。」、と長引かせてしまうケースが多い。しかし、これは家族としてやむを得ないと思う。

 これは、本人が一瞬穏やかに、「治ったのかではないか、このままなんとかなるのではないか、」と、なんとも落ち着いた姿になる局面がある。その姿を見てしまうと、さすがに家族の心はぶれてしまう。だが、これはいとも簡単に期待を裏切られるのが一般的である。

 

一度、依存症と呼ばれる領域にまで至った人たちの進行を食い止めるのは困難であることを私たちは知っている。第一に、多くの依存症は進行性であると云うこ
とを知り分ける必要がある。確かに、軽度の場合は、家族会議やしっかりしろなど掛け声でなんとかなる場合もあるが、一程度以上、日常生活に支障をきたすま
でになった「依存症」であればそれも困難と云う場合が大部分である。
 
 また、角度を変えてみれば依存症本人を救うことも重要だが支えている配偶者や家族、もっと云えば子供たちの精神状態をこれ以上悪化させないことを最優先に考えなくてはならない。ここが私たちメンタルヘルONLINEが最も重要視するところである。
 毎日のように搬送現場を見てきて思うのは、その依存症本人を支えてきたご家族の心理状態、生活環境の悪化が顕著にみられる。そこには、長年月にわたる本人と悪戦苦闘してきた親御様や配偶者の憔悴しきった姿があります。

 
一方で、いろんな人達から、本人の身体が持たなくなるまで家族は待つ、経済的に買えなくなるまで待とう、などと云った助言をなされてくるご家族も多い。し
かし、私たちの経験則から申せば、ここに行き着くまでに支えている家族、子供たちの精神状態は高い確率で支障をきたす。事実、私たちのもとにたどり着き、
ご家族と面談をされるころには、むしろこの直前段階の家族も少なくない。

 たしかに本人の入院加療も大切なのでありますが、いち早く残された家族を守ることも大切。本人に対しやるだけのことをやったと思うことができるのであれば、本人が医療にかかる、かからないに関わらずあなた自身が本来の生活を取り戻していくことも重要であります。
 本人が家に居る居ない、飲んでる飲んでない、機嫌が悪い悪くない、などに振り舞わされることのない生活をどうすれば取り戻せるのか、いわゆる支える側のメンタルの確保こそ最優先に考えなくてはならない。

 支えていく家族が倒れ、こころが病んでしまえば、それこそ本末転倒。きれいごとに聞こえるかもしれませんが、強制入院の病院搬送を最前線で従事してきた経験からマニュアル的な助言ではない、現場の声としてこれらを申し上げておきたいと思います。

   依存症ご本人に悩まされているのも、あなた。家族を守っているのもあなた。アルコールや薬物を購入する経済的支援をしているのもあなた、問題を起こした本人を守っているのもあなたなのです。

 
メンタルヘルスONLINEはアルコール依存症や薬物依存症患者を専門病院へ病院搬送する全国対応の民間救急です
http://www.k4.dion.ne.jp/~care/arukoru-inf.html


◆以下URLにて、皆さまのご感想・ご意見・ご要望などをお待ちしております。
http://ws.formzu.net/fgen/S84758081/
by mental-online99 | 2015-08-27 09:48 | アルコール依存症 | Comments(0)
毎日のようにアルコール依存症を抱えるご家族からお電話を戴く。
その多くは、「本人の意志が無いと受診ができない、入院させてもらえない、、」などがある。散々彼方此方へ、相談され尽してどうにもならない、行き場がないとして病院搬送を要請される。

 アルコール依存症は一般的に自己責任として医療ではとらえられる。
したがって、去る者は追わず、、。そして来る者にも厳しい。しかし、病識のない本人を支えている家族の心理的負担を考えると看過できないケースも多い。

 当社が病院搬送する際、当事者本人は病院にはかかっていない未治療状態が7割以上を占める。本来であれば、直ちに医療かからないとならないのであるが多くの場合、困難を要する。その理由としては、

1.当時者に病識がない、通院や入院への動機づけがなされていない
2.通院(入院)履歴はあるが、再燃を繰り返す
3.強制入院へ移行する決断が家族としてできない、勇気がない
4.経済的問題
5.その他、家庭内問題がある。

 今日は、これらのアルコール依存症(薬物依存症を含む)をお話してみたいと思います。

 まず、あらゆるアルコール依存症(薬物依存を含む)当事者の自宅現場を見てきて思うのは、その依存症者を支えてきたご家族の心理状態、生活環境の悪化である。そこには、長年月にわたる当事者と悪戦苦闘してきた親御様や配偶者の憔悴しきった姿があります。

 まず、家族が優先的にしなくてはならないこと、それは第一にアルコール飲酒ができない環境を作ることにあります。これは、病棟でしかできない。
 ただ、任意の入院形態(本人の意志で入院)の場合、原則退院も自由になるため注意が必要になる。他方、強制入院(医療保護入院)の場合は、医師と家族の権限をもって治療を進めることになるため、任意とは異なる。強制入院の決断において、「恨まれたらどうする?」、「退院後またくりかえしたらどうする?」など、まだなってもいないリスクを負えないとする声も多い。しかし、今まさに目の前で起こっている事実は事実として、リスクを予め織り込み毅然な対応が求められる。

  さて次に、支えておられる家族の心理、御心の整理について説明しておきたい。
当事者に対しやるだけのことをやった、と思うことができるのであれば、当事者が医療にかかる、かからないに関わらず、あなた自身の本来の生活を取り戻していくことが重要であります。当事者が家に居る居ない、飲んでる飲んでない、機嫌が悪い悪くないに振り舞わされることのない生活をどうすれば取り戻せるのか、いわゆる「支える側」の心理の修正です。そして当事者主導の生活からあなた主導の生活に是が非でも移行しなくてはなりません。つまり、時に心を鬼にして、強制入院を決断しなくてはならない局面もあります。それは、あなたを含む家族全員のためでもある。

 入院を決断されることにより、あなた自身の生活の質を改善させ、一方で当事者に逆に依存しないようにすることで共依存が破壊され当事者の過剰反応が逓減されていく。従って、結果として僅かではありますが良い意味で生活の修正を生み出しているようにも思う。強制云々について、様々な議論もありますが、深刻な現場を実際に見てきた我々からすると、病識なき本人が底を打つまで待つ、本人に責任を取らせる、動機づけできるまで待つ、など云っている余裕は見事に無い。

 唯、 入院。これだけで良いと云うわけではありません。これらを通って最終的には、大切な家族を守るべき「家族の再生」が生まれるのです。これらをここで説明するのは困難ですが、当事者をこれまで支えてきた「あなた自身」のストレスが軽減され、最終的には殻を破り、家庭の主導権をあなたが持つことが第一なのです。

 支える側が共倒れになってはならない。
今は、当事者を中心とした生活習慣になっていると思いますが、少しでも本来のあなたを取り戻すことにより、周りも動き出すと思っていただいても良いと思います。上手くは書き綴れませんが、いかなる場合であっても、あなたの心身の安全が大切でもあり、その安全が当事者以外の家族(お子様など)、そして最終的に当事者を救うことに繋がっていくのです。

 乱暴に申し上げれば、当事者に悩まされているのも、あなた。家族を守っているのもあなた。アルコールや薬物を購入する経済的支援をしているのもあなた、問題を起こした当事者を守っているのもあなたなのです。

 アルコール依存症や薬物依存症。

 時に、毅然とした態度決断が必要な局面もあるのです。


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by mental-online99 | 2015-07-30 23:23 | アルコール依存症 | Comments(0)
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   蝋梅(ロウバイ)の花です。花の香りが甘く、一足早い春の訪れを感じさせます。

 さて、今日はアルコール依存症、薬物依存症(危険ドラッグなど)の支える側、家族についてお話をしたいと思います。


 強制入院に伴う、病院受け入れ要請から病院搬送。
  特にアルコール依存症や危険ドラッグの対応依頼がことのほか多い。私どもの経験をもとにアルコール依存症や薬物依存症(危険ドラッグ、脱法ハーブを含む)を述べさせていただくと次のようになる。

 1.一程度以上進行した依存症は自らで治せない、と知り分けること。
 2.「病気」であると認識すること。家族会議や気の持ちようでの解決は困難である。
 3.本人だけの問題ではなく、むしろ周囲の家族のほうがこころ病んでいく場合もある。
 4.専門医師に従う。(国内でも限定されるため入院先は遠方になるケースが多い)

 
アルコール依存症、薬物依存症。年間多くの患者と云われる本人の病院搬送をしていますが、家族の決断に行き着くまでに、「今度こそ(薬物やアルコール)辞めると言っているので、もう一度本人を信じて様子をみてみる。」と長引かせてしまうケースが多い。しかし、これは家族としてやむを得ないと思う。

 これは、本人が一瞬穏やかに、「治ったのかではないか、このままなんとかなるのではないか、」と、なんとも落ち着いた姿になる局面がある。その姿を見てしまうと、さすがに家族の心はぶれてしまう。だが、これはいとも簡単に期待を裏切られるのが一般的である。

  一度、依存症と呼ばれる領域にまで至った人たちの進行を食い止めるのは困難であることを私たちは知っている。第一に、多くの依存症は進行性であると云うことを知り分ける必要がある。確かに、軽度の場合は、家族会議やしっかりしろなど掛け声でなんとかなる場合もあるが、一程度以上、日常生活に支障をきたすまでになった「依存症」であればそれも困難と云う場合が大部分である。
 
 また、角度を変えてみれば依存症本人を救うことも重要だが、
支えている配偶者や家族、もっと云えば子供たちの精神状態をこれ以上悪化させないことを最優先に考えなくてはならない。ここが私たちメンタルヘルスONLINEが最も重要視するところである。
 毎日のように搬送現場を見てきて思うのは、その依存症本人を支えてきたご家族の心理状態、生活環境の悪化が顕著にみられる。そこには、長年月にわたる本人と悪戦苦闘してきた親御様や配偶者の憔悴しきった姿があります。

 一方で、いろんな人達から、本人の身体が持たなくなるまで家族は待つ、経済的に買えなくなるまで待とう、などと云った助言をなされてくるご家族も多い。しかし、私たちの経験則から申せば、ここに行き着くまでに支えている家族、子供たちの精神状態は高い確率で支障をきたす。事実、私たちのもとにたどり着き、ご家族と面談をされるころには、むしろこの直前段階の家族も少なくない。

 たしかに本人の入院加療も大切なのでありますが、いち早く残された家族を守ることも大切。
本人に対しやるだけのことをやったと思うことができるのであれば、本人が医療にかかる、かからないに関わらずあなた自身が本来の生活を取り戻していくことも重要であります。
 本人が家に居る居ない、飲んでる飲んでない、機嫌が悪い悪くない、などに振り舞わされることのない生活をどうすれば取り戻せるのか、いわゆる支える側のメンタルの確保こそ最優先に考えなくてはならない。

 支えていく家族が倒れ、こころが病んでしまえば、それこそ本末転倒。
きれいごとに聞こえるかもしれませんが、強制入院の病院搬送を最前線で従事してきた経験からマニュアル的な助言ではない、現場の声としてこれらを申し上げておきたいと思います。

   依存症ご本人に悩まされているのも、あなた。家族を守っているのもあなた。アルコールや薬物を購入する経済的支援をしているのもあなた、問題を起こした本人を守っているのもあなたなのです。

 人生、毅然とした態度決断が必要な一瞬もあるのです。

 

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by mental-online99 | 2015-01-28 20:17 | アルコール依存症 | Comments(0)


 「敵は、患者本人ではなく、自らの心であった」

薬物依存(脱法ハーブ・脱法ドラッグ)、アルコール依存症など患者(以下、対象者)と長年月にわたる悪戦苦闘の末、一区切りあるいはすべてが終わった後、支えてきた家族が最後に漏らす言葉であります。

 この支えてきた家族の心の裏側には、治療が必要にも関わらず対象者を医療につなげれなかった自らの戒めなどが見て取れます。ある一例では私たちが専門の病院に同行し、いざ医療保護入院(いわゆる強制入院)が確定するまさにその時、主治医から「お父様、お母様どうされます?」、、の一言、決断の場面。横では、息子、娘さんが「必ずもうやらないと約束をするから...」などと嘆願する。閉鎖病棟、保護室などの説明をされた直後のこの大事な局面で「もう一度この子にチャンスを..」と心が揺れる親御様、配偶者も少なくない。家族、そしてお腹を痛めた息子娘さんであれば当然の情でありましょう。

 しかし、脱法ハーブを含む薬物、アルコール依存症はそんな甘いものではない。底を打ってはじめて事の重大さを再認識するケースも多い。この底とは、経済的はもちろん、対象者を含む家族の心身悪化、警察沙汰等による、もはや薬物(アルコール)も買えない使用できないところまで破壊的に追い込まれた状況を云います。もはや底を打つときには、何もかもが遅い場合もある。従って、底を打つ前に何らかの一歩を踏み込まなければならない。その為には、冒頭で述べた多くの家族の言葉、、「敵は患者ではなく、自らの心であった」、を思い起こしていただきたい。

 この言葉は決して飾り付けたものではなく、多く悪戦苦闘を繰り返し遣り尽くしたあとに残された言葉であります。また、最後に、このような状況になっているのは、決して家族(親御様、配偶者)の責任ではありません。

 よく、育て方が悪かった、接し方が悪かった、などと自責をされる家族もお見受けしますが、そうではありません。むしろ、「家族の恥だ」、と思いこんで行動を起こせない、オープンに話せないご家族がいらっしゃれば、是非そのあなた自身に向かい合っていただきたいと思います。現在悲しいことは、依存症家族をもつことではなく、孤独に悩むことなのです。

 
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バラがきれいな季節になりました。明日は関東地方は雨との予報。ぐっと冷え込み寒暖の差も大きいようです。
風邪など召されぬよう気を付けてください。

 
 



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by mental-online99 | 2014-05-20 20:08 | アルコール依存症 | Comments(0)
毎日多くのご家族からお電話を戴く。
その多くのご家族は、配偶者や親御様たちであります。
「行政に相談してもまったくらちがいかない」、「本人の意志が無いと受診ができない、、」など、がある。

 少し冷静に考えたい。
誤解を恐れず申せば現場経験の無い所謂窓口相談レベルで、強制入院や奥深いリアルな助言ができるのか、、。ある意味、この分野の問題は相談する側(結果を求める側)、及び相談される側(結果を出す側)ともにリスクを取らない限りその本当の答えは出てこないであろう。

 私は毎日多くの電話をとっているが、中には相談者側がリスクを全く取らないで100%(パーフェクトな)解決を求めてくる人、無料ですべてを解決しようとする人、失敗したらどうする責任をとってくれるのか!、入院後おたくから紹介された病院で悪化したらどうするんだ!、ボランティアを呼んでくれ、病院代が払えない人はどうするんだ!、と逆切れされ話にならないケースも少なくない。我が国ゆとり社会の結果であろうか.....と私たちはため息を漏らす。

 さて、いわゆる「患者(以下、当事者)」と呼ばれるべき当事者の人たちは共通して病院にはかかっていない事例が90%以上を占める。本来であれば、直ちに医療かからないとならないのであるが、多くの場合が困難を要する。その理由としては、

1.当時者に病識がない、通院や入院への動機づけがなされていない
2.通院(入院)履歴はあるが、再燃を繰り返す
3.強制入院へ移行する決断が親(配偶者)としてできない、勇気がない
4.経済的問題
5.その他家庭内問題、がある。

 今日は、違った角度からこれらの依存症(薬物依存、脱法ハーブ・脱法ドラッグ、アルコール依存症など)をお話してみたいと思う。今私の思ったままに書いていくので駄文はご容赦戴きたい。

 まず、毎日のようにあらゆる当事者たちの自宅現場を見てきて思うのは、その依存症者を支えてきたご家族の心理状態、生活環境の悪化である。そこには、長年月にわたる当事者と悪戦苦闘してきた親御様や配偶者の憔悴しきった姿があります。

 当事者に対しやるだけのことをやった、と思うことができるのであれば、当事者が医療にかかる、かからないに関わらず、あなた自身の本来の生活を取り戻していくことが重要であります。当事者が家に居る居ない、飲んでる飲んでない、機嫌が悪い悪くない、、、などに振り舞わわれることのない生活をどうすれば取り戻せるのか、いわゆる「支える側」の心理の修正です。そして当事者主導の生活からあなた主導の生活に是が非でも移行しなくてはなりません。

 これらを修正することにより、あなた自身の生活の質を改善させ、一方で当事者に逆に依存しないようにすることで共依存が破壊され当事者の過剰反応が逓減されていく。従って、結果として僅かではありますが良い意味で生活の修正を生み出しているようにも思う。

 しかし、これだけで良いと云うわけではありません。これらを通って最終的には、大切な家族を守るべき「家族の再生」が生まれるのです。これらをブログで説明するのは困難ですが、云わんとしている事は、当事者をこれまで支えてきた「あなた自身」のストレスが軽減され、最終的には殻を破り、家庭の主導権をあなたが持つことが第一なのです。

 支える側が共倒れになってはならない。
今は、当事者を中心とした生活習慣になっていると思いますが、少しでも本来のあなたを取り戻すことにより、周りも動き出すと思っていただいても良いと思います。上手くは書き綴れませんが、いかなる場合であっても、あなたの心身の安全が大切でもあり、その安全が当事者以外の家族(お子様など)、そして最終的に当事者を救うことに繋がっていくのです。

 乱暴に申し上げれば、当事者に悩まされているのも、あなた。家族を守っているのもあなた。アルコールや薬物を購入する経済的支援をしているのもあなた、問題を起こした当事者を守っているのもあなたなのです。

 人生、毅然とした態度決断が必要な「一瞬」もあるのです。

 
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by mental-online99 | 2014-05-06 18:41 | アルコール依存症 | Comments(0)
題名に、少々大げさではありますが、「患者搬送現場から看た」としました。
しかし、これは強制入院、その患者搬送現場や退院後の臨床カウンセリングの場で多くの罹患された人たちと、真正面から向き合ってきた我々からすると決して大げさではなく、むしろ罹患者たちの繊細な心が垣間見れるように思う。

 これら薬物依存症やアルコール依存症に関し、情報を書店などで購入しても、多くは「依存症とはこのような病気」、「家族はどうすればいいのか」、の内容が多い。いわゆる、家族側からの目線で書かれております。肝心な、罹患者がなぜ薬物やアルコールに手を出したのか、なぜ出さなくてはならなかったのか。この部分が書かれているものがきわめて少ない。どうもぼやけてしまっている。

 以下は、私のいわゆる患者病院搬送を経験した現場、及び罹患者退院後の臨床カウンセリングで経験した現場を基に記述しておきたい。決して依存症を美化して書いているものではないことを最初に申し上げておきます。

 「なんで薬物なんかやったの? なに考えてんの、死んじゃうよ」
これはその昔、救急搬送である医療機関に到着。その直後、診察室でDr.から患者へ最初の言葉であった。我々は後方で控えていた。

 なんで薬物をやったのか、、。この言葉を私の説で申し述べたい。(所謂、反社会的事象は除外する)

 薬物依存症、アルコール依存症、その罹患者たちの多くは、薬物・アルコールに手を出すまでに相当の苦痛や悩み、トラウマ、何らかの病的精神症状を伴っている場合が多い。その時間、期間というものは家族でさえ気付かない、と云うか罹患者たちが気を使い家族に気付かせない、と云うほうが適切だろうか。

 ある罹患者は、仕事や対人関係で苦痛を伴い、強い「うつ状態」に陥り、本来であれば自殺していたところを、この薬物、あるいはアルコールに手を出すことにより、今日までなんとか生き延びてきた。つまり、罹患者の苦痛や悩みを解決しようと悪戦苦闘し、一方で自分の家庭内でのプライドを守るために、行き着くところ薬物やアルコールになったとも考えることができる。

 また、私に次のように答えてくれた罹患者もいた。
薬物やアルコールを入れることにより、「怒り」を止めることができた。家庭内で暴力を止めるためにも薬物を入れる必要があった、と。このように薬物やアルコールにはいみじくも怒りや興奮を劇的に抑制してくれる作用をも持つ。

 しかし一度、依存症にまで進行したものは、「辞める宣言」など掛け声だけで絶つことは困難であることを私たちは業務経験上知っている。その多くは、不眠症状やうつ症状を訴える罹患者が多い。また、周囲から慕われている、いわゆる人に対して弱気な自分が出せない立場の人、相談する相手がいない人は、自分でその苦痛を解決する方法、手段を模索し悪戦苦闘した結果、行き着くところがココであった、と説明してくれた人たちもいる。

 一旦、「うつ症状」が発現すると、薬物やアルコールを入れることにより気分は↑に行く。しかし、薬物やアルコールはたちまち切れてくるので、再び「うつ症状」が発現し、気分は↓に行く。この「↓」、と云うのは罹患者が前回経験した「↓」よりも、一層強い「↓」が"毎回"のように生じてくる。
 すると、再度、前回以上の薬物やアルコールを入れることになる。これが繰り返し繰り返しになり、こんどは「耐性」ができてくる。つまり、これまでの一定の薬物やアルコールでは効かなくなってくるのが「耐性」です。

 耐性が形成するころには、身体依存が生じる。いわゆる、薬物やアルコールが切れると、今度は耐えがたい苦痛が生じ、特有の離脱症状が発現するようになる。一方で、ここまでくると内科的疾患や呼吸器系、神経疾患も併発している可能性も否定できない。

 これらを解決するには、先述のように掛け声だけでは困難である。また、自宅環境でも困難である。
厳しいようですが、ここから先は毅然とした家族の対応が求められます。依存症を起こしてきた環境と切り離した治療が必要となります。

 依存症にまで陥った罹患者を助けることができるのは、法的にも配偶者、または親御様、ご兄弟などのお身内でしかない。たとえ、罹患者本人が、治療を要する状態にありながらも入院を拒んだ、あるいは日常生活に支障をきたしているとすれば、罹患者ではなく配偶者や親御様たちの権限で強制入院をせしめていく方法をとらざるを得ない場合もあります。
 あとあと、恨まれはしないか?というリスクよりも、治療介入が遅れて罹患者の病状が進行するリスクのほうが、リスクとも考えられます。

 次回は、罹患者の心理状態について更に深く触れていきたいと思います。

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by mental-online99 | 2014-02-18 20:56 | アルコール依存症 | Comments(1)

 アルコール依存症や薬物依存症の対応依頼がことのほか多い。また、これら事案の約60%以上が一刻を争うような深刻な状態であり、我々が現地へ赴き患者(以下:当事者)に接触し医療介入支援、あるいは心理指導等の対応をした処理件数も通年の倍以上になっています。私どもの経験上、アルコール依存症や薬物依存症(脱法ハーブを含む)を述べさせていただくと、次のようになる。

 1.依存症は自らで治せない、と知り分けること。
 2.「病気」であると認識すること。「しっかりしろ、など掛け声ではどうにもならないのが依存症」
 3.患者(当事者)だけの問題ではなく、むしろ周囲の家族のほうが病んでいく傾向がある。
 4.専門医師に従う。(従って国内でも限定される)

 
 アルコール依存症、薬物依存症、これらは気合や気持ちの入れ替え云々で治せるものではない。我々も年間多くの患者と云われる当事者と向き合っているが、一方で親御様や周囲のご家族から「もう(薬物やアルコール)辞めると言っているので、息子娘を信じてもう少し様子をみてみる」と長引かせてしまうのがある。

 当事者ならよくわかると思いますが、日常生活に支障をきたすまで陥った依存症がこのような「辞めます」宣言をして根治した、と云うのは残念ながら私たちの経験では無いように思う。誤解を恐れず申せば、その後何かあれば近所の病院にかかります、と言われるご家族もおられますが、これも経験則として何の解決にもつながっていないのが現状であると考えます。なぜなら、医師であってもこれら依存症専門と云われる分野は極めて限定的になるからであります。少々的は外れますが教師に例えて云うなら、一般数学の先生に、社会それも中東情勢に絞って詳しく回答求めるようなものであろうか。

 アルコール依存症や薬物依存症は、このように近所の病院でどうこうと云う問題ではないと考えます。これは専門医師でないと奥深く対応ができないと述べることができます。これらは経験したご家族であれば深く理解できるでしょう。また、これらの依存症は、

①当事者や家族がまだ健康の場合
②経済的に余裕がある場合
③家族関係がなんとか保たれている場合
においては、たとえ当事者が身体的精神的な病魔に襲われ初めていても、その深刻さに気付けない場合もあります。このどれかが崩れて初めてその本態を知るケースが多いとされる。業界用語で云う「底打ち・底抜け」局面である。

 また、教科書的に家族会や自助グループ等へ行きなさい、と指導する医療関係者もいますが現場の声を多く見聞きしてきた我々からすると少々慎重になる。
 もちろん家族会、自助グループを否定するしているのではなく、むしろその活躍には大いに敬意を表するところではあります。しかし一方でこれらに参加することによって地域の人たちに自分たちの逼迫した家族事情を知らせることになった、参加したのはいいが最終的に社会的評価を低下させてしまった、と声を大にする家族も我々は多くみてきたのも現実であります。

 さて、当事者の症状に関して述べておくと、アルコール依存症の場合、楽しく飲めていたころの「酒」と依存症になったあとの「酒」では見える景色や精神状態はまるで異なる。アルコール依存症や薬物依存症の場合、飲んだあと(吸った後)は気分が↑になる。繰り返していくうちに、この↑の精神状態が当事者にとって基準ラインとなる。そのうちアルコール(薬物)が切れてくれば、今度は気分が一気に↓になる。そうなると当事者からすれば一大事であり、飲酒や薬物をすることによって気分を持ち上げる悪循環に陥る。ひどくなれば、アルコール(薬物)+抗精神薬(あるいは鎮痛剤など)+睡眠導入剤というケースも多い。

 ここまでくると多くは内臓疾患や神経疾患を伴っている場合が多数診られる。また、食欲不振や体重の激減、吐血等など様々な問題が合わせて生じてくるのが一般的です。大切なのは、当事者はもちろん、支えているご家族が毅然とした治療に向けた一歩を早期に踏み出すことにあります。根拠なき様子見が最大のリスクと云えましょう。
 また、薬物依存症(脱法ハーブなど)にいたっては現場経験上に経済的に恵まれている当事者が多いと云われています。合わせて渡航歴がある場合が多い。

 いわゆる強制入院の形態をとらざる得ない当事者も多い中、経済的に底をついてしまってからでは遅いのである。というのも、もちろん当事者の回復までには長い外来通院や入院なども必要。保険がきかない場合もある。我々がよくみる場面で「入院費がだせない」と泣き崩れる家族もいる中で、共倒れになる前にいかに当事者の異変に気付くのかが大切であります。

 

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◆以下URLにて、皆さまのご感想・ご意見・ご要望などをお待ちしております。
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by mental-online99 | 2014-02-07 18:16 | アルコール依存症 | Comments(0)

メンタルヘルスONLINE スタッフの徒然日記。不安障害・鬱、アルコール依存症などを語ります。


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