因縁が熟すまで − 不安心からの自覚

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  不安障害(神経症)や鬱に苦悩する人たちが多い。

  ある人は、「ただただ、天井の模様を眺めている自分...」と苦悩を表現する。


  又、30代の女性。社会復帰を果たしたが、「薬の副作用もあって、皆と体力が異る自分...」と悩む。このように精神症状をかかえる人達は、一人として同じ苦悩や症状はありません。


   「こんな自分を生んだ親を恨む」
   「家族でさえ理解が無い」と、ひきこもる人もいる。

  精神疾患に悩む人たちは、おおよそ上述のようなイライラや不安を経験している。



   「因縁が熟すまで。」


  言い換えれば、機が熟す、とでもいいましょうか、

  やがて、恨むとか、世間が云々とか、症状がどうこうと、ある日をもって、

  ぱたッ.....と剥がれ落ちて言わなくなる。

  
  この状態を森田学説的にいえば、

  あるがまま、平常心とは不安な時は不安であることであり、不安を忍耐することではない。不安と戦わなくなること。つまり、今の自分に絶対肯定の態度であり、とらわれた葛藤が無い状態をいいます。


  
  誰しも、家族にさえ話せない苦悩がある。心の海の大底に沈めた過去もある。

  ただ、病気をしたことで、症状をもった事を欠点と呼ぶには、少々意味が異なる。


  苦しいと感じるのは、果敢に治そうと立ち向かって行っているからであって、

  その勇気と心根の強さをどうして欠点といえようか。



  この先、やがて苦しみと孤独、悲しみゆえに、我が歩むべき道が見えてくる。

   「病気によって、大事なものを知るに至った。」

  と言えたときには、欠点どころか、すでに苦楽さえ超越されているものです。

  
  将来、まだ病気になってもいない、苦しみを知らない若者たちの話に、

  そっと耳を傾け、聞いているのはあなたなのかもしれません。


  そのためにも、

  あなた自身に誇りをもって、今この一日を大切に過ごされてください。




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by mental-online99 | 2016-10-20 20:37 | 不安障害・パニック障害 | Comments(0)

メンタルヘルスONLINE スタッフの徒然日記。不安障害・鬱、アルコール依存症などを語ります。


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